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2010.6.24 [thu.] - 7.1 [thu.]
竹本亜紀さんは、自身のガラス作品に「ツヅレオリ」というタイトルを付けています。
それは、単色の縦糸と横糸が織りなす、複雑な色合いの織物のようでもあります。
また、ガラスであるが故に光を透過し、色を重ねて描かれた美しい色調の抽象画のようでもあります。
「ペンキが剥がれている質感や色合い、また、染めた糸が重なり合っている織物の表情が好きで、これをガラスでなんとか表現できないものか、、、」と、試行錯誤した結果が、今のテクニックでした。
まずは、大きなガラス板にエナメル彩で次々と色をのせていきます。抽象画のように色合いと筆のタッチを楽しんで描き、何枚か重ねて窯に入れ焼き付けます。それらを細かくカットしたものをデザインパーツとし、板ガラス上に色彩構成し、再度窯に入れて一体化し、カットし、磨いて仕上げ、作品となります。
アート感覚で描かれた板ガラスを、工芸的な技術を駆使し、手を掛け作り上げられた竹本さん独自の表現です。
「今まではテーブルウェアーという概念ではなく、様々な工夫と使い方で楽しんでいただければと、特に用途を規定しない板状や立体的なガラス作品を作ってきました。が、今回“ぐい呑み”に挑戦してみたくなりました。美味しいお酒も呑めるし、飾りとしてのイメージもあるし、自分の作品のバリエーションとしてありかな?と、思って、、、」
「あれもこれもと、全力疾走で精一杯やってきた昨年でしたが、これからは自分らしさとは何か?と考えながら、ひとつひとつ大切に作っていきたいと思っています」と。
美大で陶芸を専攻したにもかかわらず、卒業後ガラスの素材に転向した竹本さん。
34歳。これからが楽しみなガラス作家です。
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