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2010.2.26 [fri.] - 3.7 [sun.]
“泥漿鋳込み成形”で作られた器は、小さな抽象絵画を見ているような気分に誘われます。
また、“手捻り”による土ものの大きなオブジェは、どこまでも増殖しそうで、大らかな気分にさせてくれます。
浜坂尚子さんから生まれる作品は、自らを解放しようとするアート的なエネルギーが感じ取れます。
「消すことのできない色を重ねていく水彩画のように、、、出来上がりをイメージし、逆から仕掛けていく作業が、自分の性分に合っています。狙いをちょっと外してくれるような色彩の発見も、制作の後押しになってくれます」と話す浜坂さん。
やはり、陶芸の絵付けというより、水彩画の気分なのでしょうか。
絵心ある上絵を加えることで、より密度の高い華飾の器になっています。
「土と対峙し、想いを巡らせながら創るオブジェはまさしく自問自答です。その時々の自分のパワーを再認識させられます。今までは勢いで創っていたのですが、ここにきて、あえてモノを創り出すというビジョンって何か?と、我に返ります。土を触っていることは、とても気持ちが良いのですが、、、」と。
自然体で、あふれる意欲のまま制作を続けてきた浜坂さんですが、母となり、全く違った環境となった今、制作を続けようとする意識の、新たな兆しを感じます。
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