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May

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矢沢光広 展/Mitsuhiro Yazawa 漆器

2009.5.7 [thu.] - 5.14 [thu.]

矢沢光広さんの漆器の特長は、無理のない自然な形と、下地の段階で充分に配慮された丈夫さかと思われます。

作意を感じさせないフォルムは、多くを主張せず飽きることがありません。
また、刷毛で上塗りしたままの暖かい質感は、傷を恐れず毎日使って欲しいという作家の想いを感じます。そして、目に見えない下地こそが、漆が長持ちするか否かの重要な要素なのです。

必要性を重んじ、漆という素材の底知れぬ長所を活かすべく制作された矢沢さんの漆器は、こねくり回した嫌らしさのない美しい形に納まっています。また、丈夫だからといって無骨な印象はなく、お人柄そのままに無理強いのない、素直な形と品格を備えています。

「物には実態がないからこそ、とらわれのない気持ちで、毎日のことを、今を、おろそかにしたくないんだよね」と話してくださる矢沢さん。
日本の骨董品やアフリカの古い民具などをこよなく愛し、収集している矢沢さんにとっては、惜しみなく手をかけ創り出したいものが、次々と湧いてくるようです。

漆器は使う程に透明感とつやが増し、時間と共に味わい深い魅力をたたえてくれます。
また、丈夫であればこそ、修理が可能で孫子の代まで使えます。
きわめて確かな仕事の中で、遠く100年、200年後の漆の色合いに想いを巡らす、矢沢光広さんの漆器展。今回は、「椀」と「盆」がメインです。


ストアコラムのカテゴリー『つくる・人』  ぜひご覧下さい


 

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