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April

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佐野はるか 展/Haruka Sano 陶器

2009.4.18 [sat.] - 4.26 [sun.]

佐野はるかさんは、植物をモティーフにした蓋物を創り続けています。
細部にまで神経がゆき届いたデリケートな作品に、一見具象的なリアリティーを感じますが、引き寄せられる程に、ある寓話の世界へと導かれる思いがします。

彼女が生み出す花や葉は、またの季節に咲き開き、これからも増殖していきそうです。
「かつて愛犬が死んだとき骨壺を作ってあげました。骨になった上に芽が出てくるような感じがいいかな?と思って、蓋の上に生えていく植物を付けました」と。
佐野はるかさんの蓋物は、骨壺が原点のようです。

「錬金術の本を読んで、原点は陶芸のことかな?と、一人納得しちゃいました」
「縄文土器と対峙したとき、そのエネルギーに思わず涙が出ちゃった」
「遠く何年もの間、人手に渡ってもなお残っている古い物の、お宝としての価値に敬服しています」
「日常的な器をつくるには、それなりの暮らし振りと、日々繰り返しの制作作業がないと、良いものはできてこないと思う」などなど。
あえて、この種の表現を選んだ訳が見えてきます。

「作ろうと思う対象物のディテールに、とことん突っ込んでしまうしつこさがあって、本質が見えなくなってしまうことも、、、」と話す佐野さん。
常に自己分析を繰り返し、決しておごることのない制作姿勢に、表現者としての危うさを案じつつも、同時に人間味を感じます。
世間の声にとらわれることなく、自分の世界を表現し続けていって欲しいアーティストの一人です。
サボア・ヴィーブルでは、初個展。蓋物、花器、碗などの作品が揃います。

ストアコラムのカテゴリー『つくる・人』ぜひご覧下さい  


 

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