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2008.11.26 [wed] - 12.2 [tue]
「季節ぐるり」 ― おしまいの続き あたらしい朝 ―
情景の描写がこと細かく描かれている絵皿。
四コマ漫画のようなストーリーがぐるっと描かれている、そば猪口やぐい呑み。
すずきあきこさんから生まれる器には、どれも“すずきさんのお話”が盛り込まれています。
自らも認めるように口べたなぶん、言葉にならない多くのメッセージを拾ってしまうという能力にたけているのかもしれません。
そして、こんなモノがあったら、日々の暮らしが浮き浮き楽しくなるんじゃないかしら、、、という想いが、彼女のモノ創りの基盤になっているようです。
日常の中でふと出会った情景や、心に残った人の表情やしぐさが、彼女の心の会話を通して表現されていきます。
また、相撲好きな彼女にとって、お相撲さんの日常も楽しい想像の範囲のようです。
「季節ぐるり」 ― おしまいの続き あたらしい朝 ―
というタイトルどおり、何ごとも無かったように繰り返される日々に対する、哀しみにも似た滑稽さが彼女の制作のテーマのようです。
「人は生きながら、自然という時間におどらされていると思うんです。夏と冬がはっきりときつい京都に暮らしていると、春と秋を強く意識できます。また、ボロボロに疲れていても、一夜明けると再生している自分に驚きます」
「土と関わって、救われています」という29歳のすずきさん。
そんな彼女にとって、陶芸は感情の合いの手であり、最良の表現手段のようです。