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2008.9.9 tue. - 9.16 tue.
かつての“伝統ある土もの”をただなぞるのではなく、自分が生み出す“今の土もの”にこだわりを持って、制作を続けている陶芸家です。
「シャープで薄作りな、緊張感のある磁器のフォルムを意識しながら、土の素材が持つ野暮ったさや、暖かさでオリジナリティーを出してみようと、、、」
出町さんから生まれる器は、土ものながら現代的ですっきりとした印象があります。
“オリベ”とあえてカタカナにするほど、緑色にもこだわりがあります。
火を通ることによって、溶けて流れて混じるという釉薬の特質を生かして、自ら作る緑色。
「樹々の緑が人に与える癒しや生命力に、日本人特有の自然信仰を感じます」という言葉どおり、出町さんにとって緑色は、器という小さな世界で、作り出す側と使いこなす側が共有できる情緒なのでしょう。
長く取り組んできた織部ですが、最近「今の時代に合う器が、はたしてオリベなのか?」と疑問を感じ、白や黒の色合いの器にも挑戦してみました。
でも、やはり改めて『自分なりの緑色の土もの、現代の器』を作ろうと奮起しているようです。
秋こそ出番の多い織部の器。
タイミング良く、出町さんが新たな思いで挑んでくださるオリベの器展です。
ストアコラムのカテゴリー『つくる・人』 ぜひご覧下さい