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June

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細見博子 展/Hiroko Hosomi

2008.6.12 [thu] - 6.19 [thu]

摩訶不思議な世界ですが、滑稽です。
ガラスと金属から出来ている動物たちは、一体が20~40センチと比較的大きく、観る側はまるでペットショップでペットを選ぶときと同じ視線。
“私を呼んでいるみたい”とか、“しぐさがたまらない”とか、思わず感情移入してしまいます。

細見さんの制作過程は、まず『吹きガラス』と、ガラスの塊を溶かして形成する『ソリットワーク』でガラスのパーツを作ります。それに、溶けた錫と鉛の合金で作ったパーツを、ハンダごてなどを使ってさらに付け加え、立体に仕上げていきます。
制作過程では、素材は常に溶けていて熱いため、直接手を触れることなく、空中で仕上げられるのですが、それぞれの動物の感情の機微が、関節、指先に至るまで、高度なテクニックで表現されています。
「動物は大好きだけど、触れない」という細見さんに、そのルーツをみる想いです。

彼女が住んでいる岡山は、サギが多く、普通に道路を歩いていたりするそうです。
「いつも同じ場所で出会うサギがいて、ずっと観察していたらザリガニを食べていました。サギも多いので、ザリガニも多く、このハサミを赤いガラスで創ってみたら面白いかな?と思って、、、。創ってみたら、なんとザリガニのハサミは、Peaceだったんです!」

今まで手がけた動物は、カエル、金魚、ニワトリ、カッパ、ミツバチ、ネズミなど。
そして今回の個展ではザリガニと。
「それぞれの動物同士の係わり合いも含めて、平和的な物語が伝われば、、、と思っています。絵本の立体バージョンを創りたいのです」と細見さん。

副題の『我的楽園』が、まさに細見さんのテーマのようです。


 

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