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August

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松岡洋二 展/Yoji Matsuoka ガラス

2007.8.28 [tue] - 9.4 [tue]

『器作り』を自称するガラス作家です。
松岡さんのガラス器は、雑誌の料理ページにもよく掲載されています。

重ねがきく吹きガラスの器を作ることは、容易なことではありません。
溶けたガラスの塊をポンテという棒の先に巻き付け、息を吹き込んで成形される“宙吹き”という技法は、その名のとうり「宙」で瞬時に形作るので、直接手で触れ、あれこれいじり回しているわけにはいかないのです。
まして楕円形の皿となると、かなり高度な技術と感が必要とされます。
“ポンテに巻き付けた吹き玉を、対角線状に厚みを持たせるんです”と、さらりと説明して下さる松岡さんですが、ひとつだけ制作するならまだしも、いくつも同じものを作る技術は、想像しただけで敬服の一語です。
自分の勘所と技術がかみ合うためには、試行錯誤し、くり返しの挑戦があったからでしょう。それは、並の制作数ではないはずです。

“それぞれの素材が持っている「綺麗さ」ってあると思います。創る側がむりやり閉じ込めようとすると、相手は嫌がります。ガラスが成りたいような状態を見つけてやることが美しい形体を留めることにつながります”と。
使い易さと同時に、個人作家としてのこだわりも魅力です。

“自分が作ったものを必要としてくれる人がいること、そして、もっと欲しいと思ってくれる人がいることは、とても励みです”と、話してくださいます。
要求があれば、自分の技術をもってできるだけ答えたいと、常に挑戦者の立場を忘れない真摯なガラス作家です。


 

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