| 2011 | 2010 | 2009 | 2008 | 2007 | 2006 | 2005 | 2004 | 2003 | 2002 | 2001 | 2000 | 1999 | 1998 | 1997 | 1996 | 1995 | 1994 | 1993 | |
| Previous << "Exhibition" >> Next |
2007.7.14 [sat] - 7.22 [sun] 容器・不庸器
器好きの家庭から、名だたる料亭まで必ずあるのが正木春蔵さんの器です。
“ふだん家庭で使いやすく、不意の客にも恥ずかしくなく、茶懐石などの改まった席にも使えるという器が、私たち食器づくりのめざすものです”と話してくださったことを今、改めて思い出します。
その器は、そのお人柄がすべてかもしれません。
ともかく『遊び』に費やすエネルギーを惜しまない人です。
一期一会を心得た、仲間と時間と場を楽しむ心。
形や絵付けという見せかけだけの器にならないよう、根拠や必然性を楽しむ心。
“真面目さ・いいかげんさ”“こだわり・おおらかさ”と正反対のものを自分のなかで、一緒に楽しんでしまう心。
隔年に開催するサボア・ヴィーブルの個展では、毎回遊んでくださいます。
普段の器の仕事から離れて、いつもと違う思いのもの、、、。
その仕事は、素材や文化圏にかたよらず、先人の仕事に多くを習い、感じ、察しながらもなお、ますます真似ごとに留まりません。
伝統的技術をもって自分のままを楽しんでいます。
今回のテーマである『容器』とは一般にいう容れ物。
『不庸器』とは、無理すれば使えるけど使い道がないような物、という意味だそうで、、、。
“やぶれかぶれです”と、笑ってかわす正木さん。
ぐい呑みサイズの小さい物から、いろいろな大きさの物。
長角や丸い形などの『フタのあるモノ』が揃います。
正木さんの遊び気分が共有できる、展覧会ならではの一品物を堪能してください。