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2007.1.25 [thu] - 2.1 [thu]
そのモノに込められた寓話性もさることながら、絵付の密度や表面仕上のディテールに眼を奪われているうち、いつのまにか創った人の世界に引き込まれてしまってます。
”写し””決まり事””侘び寂び”などへのこだわりがなく、
一見、型破りにも見受けられる植葉香澄さんの作品ですが、陶芸愛好家も見過ごせない、伝統の匂いが漂っています。
京都芸大在学中は、仕上の加飾より、フォルムにより関心があり、動物など立体造形を中心に制作。卒業後は、京都府陶工高等技術専門学校図案科で、絵付けの勉強に専念。
幼少の頃から細かい手のこんだ絵を描くのが好きだったこともあり、上絵に心惹かれていったようです。
かといって、京都の伝統的な清水焼きや京焼きは好きになれず、、、。
ケンカしそうな配色や色づかい、また、装飾過多な取合せの妙が好きな植葉さんは、サービス精神大盛な性格も手伝って、どんどん盛りだくさんな作風になっていきました。
彼女のおじい様が友禅染めの絵師でいらしたこともあり、日本の古典的な図柄や文様は、小さい頃から身近だったそうです。
”その中でも、特に奇抜なものが印象に残っているし、また、旅先で出会った異国情緒あふれた色使いや、初めて出会った意外な文様など、見て面白いと感じたモノが次々と記憶にインプットされていくみたいです。作陶する時、それらの断片がいろいろ現れ、自分の絵付けのモティーフとなっています”と、植葉さん。
今年からはそろそろ、なんでも盛り込んでいくのではなく、”きれいだな”という印象の、整頓され、洗練された作風を心がけたいとのこと。
今回の個展では、蓋物に挑んでくださいます。