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2006.10.3 [tue] - 10.10 [tue]
福島、伊豆、瀬戸など、平川さんの仕事はトラックで土を採集することから始まります。もちろん釉薬となる灰や砕いた鉱石など、すべて自分で作ります。
また、熱で焼くのではなく炎で焼くことの本質を見極めようと、「土を焼く」ことへの情熱は冷めたことがありません。
均一に焼き上がる土、意図どうリに納まってくれる土を求めるのではなく、あえて自然の混ざり物や成分を多く含んだ土を、期待をもって選んでいます。
そして、手間ひまかけ「焼く」という行程を無事通り抜けたモノだけが、平川さんの作品として残っていきます。
土・釉薬・焼くという出発点に戻って、それぞれの掛け合わせの関係を選択し、仕掛け、最後は炎の神様に託してみようと。
「こんな見たこともない、ごそっとした重たい器がはたして受け入れられるのか。実際、料理が盛れるのか、、、」と、悩んだ20年程前。
今となっては他に類を見ないその器の存在感は、作家の個性として生活に取り入れられようになりました。なによりも平川さんの生き方そのままに、”在る”というふんばりと愛おしさが詰まっているからでしょうか。
毎々、自分を奮い立たせるように、新しい試みに挑戦して下さる平川さん。サボア・ヴィーブルでの個展は14回目。29年来のご縁です。共に歩んできた戦友みたいな陶芸家です。
ストアコラムのカテゴリー『つくる・人』 ぜひご覧下さい