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2006.1.10 [tue] - 1.19 [thu]
「私の作品の着想の根本は、故郷、長野県茅野市でよく見かけていた発掘された土器。そして、修行していた沖縄の海で見た、長い年月をかけて浸食された漂流物になると思います」
と語る五味謙二さんの作品は、土の層という奥行きと、その作品に関わった作家の時間の経過を感じさせる焼き物です。
轆轤、タタラ、ヒモ作りで形を作り、成形後、ボディーをワイヤーブラシで引っ掻いてキズをつけ、そこに顔料を塗り込み更に引っ掻き、、という作業を5〜6回行います。
本焼成では、石と土から成る厚い膜で被って焼き上げ、この被膜を剥し、またもや最後にサンドペーパーで磨いて完成。
手間と時間をいとわず、狙った肌合いの仕上げに近づけるべく、器という小さな世界にも自分の個性を表現しようと努力している作家です。
1978年 長野県生まれ。
早稲田大学人間科学部を卒業後、
沖縄の壺屋にて修行。
現在は、岐阜県土岐市にて制作。
稀な経歴や、転々と移動する居住地もさることながら、予想外の今後も楽しみな若い陶芸家の一人です。