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2005.3.1 [tue] - 3.9 [wed]
『エッ、手描きですか? 一つの作品にどのくらいの時間がかかるんですか?』
いつも、同じ質問攻めにあう程、鈴木さんの作品の絵付は衝撃的です。
細密画のごとく果てしなく書き込まれた文様と、金彩を含む多色な色彩は、見る程に、曼荼羅、天空、宇宙と、どんどんトランス状態に陥りそうです。
1988年から3年の間、九谷焼技術研修所で色絵を習得後、アメリカ クランブルック・アカデミー オブ アート大学院で陶芸を学ぶ。その後、カナダ、オランダ、韓国などでオブジェ制作。フランス、ドイツ、オーストラリア、スイス、イタリア、南アフリカなどの国でも、意味ある賞を獲得し、その内、いくつかの国の美術館コレクションにも選ばれています。
『日本に帰ったら、オブジェは売れない。器を作らないと、、でも日本の器に関する知識が無いし、、』
悩んだあげく、鈴木さんがたどり着いたのは、『器の形を借りたオブジェ』でした。
婦人雑誌の料理ページをめくっては、自分の作品のモティーフとなりそうな、器のカタチ捜しから始めたそうです。
細かい絵付に『寿』『福』『吉』などの文字が混じって書き込まれているのは、日本の器の絵付がヒントになっているのでしょう。
1999年、日本での初個展をサボア・ヴィーブルで開催して下さって以来、今年は5回目の展覧会です。
今回は 今までの流れの中で、新しい文様を押し進めようと、皿類がメインになるそうです。
使い道を考えるより先に、所有欲をかきたてられる作品です。
我がモノになったら、さて、どう,もてなして,ヒト様を驚かしてみましょうか?!